夢を現実に!小説家になる4つの方法を徹底解説

小説

小説、書いていますか。

小説家になるためには、まずなによりも先に小説を書かなければなりません。何を当たり前の事を言っているんだとおしかりを受けそうですが、案外見落としがちなポイントでもあります。

SNSで小説家界隈を徘徊してみればわかります。具体的な言及は避けますが、ろくに書いてもいないのに小説家になりたいという人はたくさんいます。

小説家になりたいのなら、四の五の言わずに書かなければなりません。それが大事。創作論を語る必要も他人の作品へ辛口評価をする必要もありません。ただ書くのみです。

しかし、漠然と小説を書いているだけではさすがに無理です。自ら露出を狙っていかなければ、当然見つけられることもありません。縋る藁があっても縋れないようなものですからね。

そこで今回は、小説家になるためには具体的にどのような方法があるのかを解説してきます。

小説家とは何か?


小説家は、言葉を使って読者に新しい世界を見せ、感動を与える表現者です。この仕事の魅力は、自分の創造した物語で人々の心を動かすことができる点にあります。

例えば、ベストセラーとなった作品が映画化されたり、多くの人々に愛され続けることです。ここでもう一度、小説家の役割は、ただの物語を創る以上に、文化や感情に深く影響を及ぼす重要な仕事であると強調します。

小説家になるための基礎知識

2-1. 求められる知識・資質


小説家になるためには、豊富な語彙力、物語を構築する構成力、そして何よりも強い精神力と継続力が必要です。執筆活動は孤独なマラソンです。常に自分自身と戦い続けなければ作品が完成することはありません。

辛くても書き続ける。孤独でもやり遂げる。そういう忍耐力と継続力が必要になってきます。

2-2. ストーリーを生み出すための豊かな発想力


小説家にとって、豊かな発想力は、読者を魅了する物語を生み出すために欠かせません。これを磨くためには、日常生活での様々な体験からインスピレーションを得ることが大切です。

豊かな発想力と聞くと、奇抜なアイディアだとか、まだ誰も聞いたことがない設定だとか、そういうものを思い浮かべがちです。確かにそれらは発想力の一側面でしょう。

しかし筆者はそれに重きを置きません。どちらかというと、発想力とは日常生活の中にありふれる当たり前の取るに足らない存在から感情的な価値を見出すことだと考えています。

そこに奇抜さはいりません。斬新なアイディアも奇想天外な結末も必要ない。

大切なのは、日常から拾い上げる目なのだと筆者は思っています。

小説家になる4つのルート

小説家になるには、4つのルートが存在します。

……が、実際は3つといっていいでしょう。というのも2024年では、多くの出版社がWebを経由した作品募集形態に変わってきているからです。したがって出版社に直接持ち込んで編集さんに見てもらう……というのは、現代ではあまり見られないものだと思われます。

それも踏まえて、4つのルートを紹介します。

3-1. 新人賞を狙う


小説家を目指す最初の一歩として、新人賞を狙う方法があります。

このルートが魅力的な理由は、多くの出版社が主催するコンテストを通じて、才能を発見しようとしているからです。

例えば、過去には無名だった作家が新人賞を受賞し、その後の執筆活動で大きな成功を収めたケースが数多くあります。

3-2. 出版社に作品を持ち込む


直接出版社に作品を持ち込むことは、自身の作品をプロの目で評価してもらう絶好の機会です。

この方法は、編集者と直接やり取りができ、フィードバックを受けられることにあります。例えば、柔軟に作品を改善し、出版社のニーズに合わせた調整が可能になります。

ただし先ほども示したように、現在ではマイナーな手法です。持ち込みは受け付けてもらえない可能性があるので、どうしてもやってみたいという方は事前に連絡をしてから持ち込むようにしましょう。

3-3. Webや同人誌で作品を発表する


現代では、Webや同人誌を通じて自分の作品を発表し、読者を獲得する方法もあります。

この選択肢が重要なのは、インターネットの普及により、より多くの人々に自作を見てもらえるチャンスが増えたからです。

例えば、オンラインプラットフォームで注目を集め、出版のオファーを受ける作家もいます(小説家になろうやカクヨムでの作品投稿が書籍化につながりやすい、というのはもはや周知の事実でしょう)。

3-4. 自費出版する


自分の作品に自信があるなら、自費出版も一つの選択肢です。

この方法は、出版までのプロセスを自分でコントロールでき、作品の方向性を自由に決められるからです。市場のニーズに左右されず、純粋に自分の表現したい物語を形にできます。

ただし自費出版は、出版社がかならず損をしない仕組みとして成り立っている方法です。分かりやすく言えば、本来出版社が出してくれる広告宣伝費などを作者側が負担する事で成り立つ出版方法になります。

そのため、当ブログではオススメしない方法になります(よほど有名でない限り、まず売れないと考えて問題ありません)。

小説家に必要なスキルとその磨き方

4-1. 語彙力と構成力を高める

語彙力と構成力は、小説家にとっての基本であり、読者を引き込む力強い物語を創造する上で不可欠です。

日々の読書と執筆を通じて、これらのスキルを意識的に磨きましょう。豊富な語彙と効果的な物語構成能力があれば、より鮮明で感情豊かな物語を描くことができます。

読書や執筆が時間の無駄だと思うかもしれませんが、これらは創造性を高め、表現力を豊かにするために必要なプロセスです。ある有名な小説家は、日々の読書と執筆練習を欠かさないことで、その独特な文体と深い物語を生み出すことができました。

毎日特定の時間を読書と執筆にあてることで、徐々に語彙力と構成力を高めることができます。

4-2. 精神力と継続力


精神力と継続力は、挑戦と失敗を乗り越え、小説家として成功するために必要なスキルです。挑戦に直面したとき、諦めずに継続する意志を持ち続けましょう。

執筆は孤独で長期にわたる作業であり、強い精神力と継続力がなければ、作品を完成させることは困難です。執筆中の困難に直面すると、すぐに諦めたくなるかもしれませんが、偉大な作品は時間と努力を要するものです。

成功した多くの作家は、初稿の拒絶を何度も経験しましたが、彼らの不屈の精神が最終的に彼らを成功に導きました。

日々の目標を設定し、小さな成功を積み重ねることで、継続力を養うことができます。

4-3. コミュニケーション能力の重要性

コミュニケーション能力は、読者や出版業界のプロフェッショナルと効果的に関わるために、小説家にとって重要です。ネットワーキングイベントへの参加や、ソーシャルメディアでの積極的な交流を通じて、コミュニケーション能力を磨いていきましょう。

効果的なコミュニケーションは、作品の露出を高め、重要なフィードバックを得る機会を提供します。 自分の作品を人前で話すことに抵抗があるかもしれませんが、フィードバックは成長に不可欠です。

一人の新進作家は、積極的にライティンググループに参加し、そこでのフィードバックを通じて作品を改善しました。

その結果、彼の小説は出版社から注目を集め、出版に至りました。オンラインの作家コミュニティに参加するか、地元のライティングワークショップに参加して、同じ夢を持つ人々と交流し、貴重な意見を交換しましょう。

まとめ

4つのルートと題した記事でしたが、現実的な方法は「新人賞受賞」か「小説投稿サイトで書籍化を勝ち取る」のいずれかになるでしょう。持ち込みは基本的にやっていないところが多いし、自費出版はあまりにもリスクが大きすぎます(記念として一冊出せればいいとか、お金が潤沢にあるなどであればいいかもしれませんが)。

そして後半にご紹介したスキル――語彙力と構成力の向上、精神力と継続力、そしてコミュニケーション能力――は、小説家として成功するための旅において、あなたをサポートするためのものです。これらのアプローチを実践することで、小説家としての夢を現実のものに変えることができるでしょう。

この記事をがんばって書いた人
はつね

小説を書いていたら大学を留年しました。
社会人になった今も毎日執筆を続けています。普段は「どうすれば勤務時間中に小説執筆ができるだろう?」と考えながらWebマーケターやっています。ごめん弊社。

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